マーメイドスカートとマラカイトグリーン。
ファッションシーンで、昨年末から目にする機会が増えたマーメイドスカート。
まさかの復活の兆しが見えるベルボトム。
そして、何だか目立った濃いグリーン。
濃いめの色が幅を利かす冬を超えたのに、今春のメインカラーで見掛けます。
皆さん、最近手に入れていませんか?
春先の定番色の淡いピンクとブルー、クリーム色、マスカットの様なシャトルーズグリーン。
その春の定番色を押し除ける勢いのビビッドなグリーン。
所謂(いわゆる)マラカイトグリーンの様な彩度の高い色。
何だろう?
何故だろう?
春霞の空には淡い色が親和性があって、馴染むのですけれど。
この力強い色に惹かれた人が多い様子です。
売り上げに相当貢献したのでしょう。
緑から先に売れて行きます。
結構・・・合わせにくいというか、日常遣いが難しい色なのに。
スカーフやバッグの「差し色」というような面積でなく、ブラウスやカーディガン、パンツなどのメインカラーな面積のアイテムがズラリ。
コロナ禍の3年目。
漲る(みなぎる)生命力が欲しい・・・そんな気分の表れでしょうか?
新緑を通り越して、すでに真夏のギラギラな日差しと紫外線に立ち向かう鮮やかな濃い緑。
生命力の象徴のような色ですから。
そして、マーメイドスカートは「水」の象徴なのか?しなやかさの象徴なのか?
レディライクなカーヴィなシルエット。
かなりの熱量のフューチャリングです。
気持ちの渇きが生命力や瑞々しさを求めているのかも。
2年前にインターカラーで提案される流行色。
それを受けた商品企画は日本では1年半〜1年前なので、今の気分と必ずしも一緒という訳では無いと思うのですけれど。
桜の季節が駆け足で過ぎて。
初夏がすぐ目の前に。
そう言えば・・・私もいつも以上に色味のハッキリしたモノに惹かれている気がします。
花を選ぶときも、服を選ぶ時も。
桃の花やおかめザクラや緋桜の色に感嘆したり。
黄色のパラソルに心惹かれたり。
外側から元気を貰いたい気分なのかも。
背中を押してくれるモノを無意識に探している??
・・・私、御多分に漏れずで。
緑とマーメイドスカートがワードロープに加わりました。
私自身の生命力も不足気味なのかな〜
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写真はこの時期、青空に映える美味しい桃の花です。
桃畑は、まさに桃源郷です。
マラカイトグリーンとは、全く関係ない色みですが、やっぱり果実の花は力強い(笑)!
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