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通勤着は「ハレ」の服・・・だった?


 会社員から遠ざかって、数年経ちました。

どうしてこんなに今更ながら気付くことが多いのか?と、自分にびっくりすること頻(しき)りです。

通勤着って、普段着じゃなかったのね?

ある意味・・・「ハレ」の服装だったのか!と。

通常の(つまり取引先に出向くとかではなく)社内業務をこなす時に着ていた服達なのですが。


 マンション暮らしの時は、通勤に着ていた服で普通に家事をしていました。

なんといっても床がフラットで、段差もなく腰をかがめる仕草もほとんど必要がありませんし。

部屋数だって少ないし田舎に比べたら狭いし庭もない。

帰郷して2階に階段で移動する家で暮らし始めると、裾が長い服とかワンピースは、どうにも動きづらい。

家事や掃除に本当に向かないのです。


 あれ?

こんなに動きにくかったっけ?・・・となりました。

草むしりとか、町内会の公園清掃には使えない。

実家で親の家事をサポートするにも。

自転車で移動するにも裾が引っかかる。

親の反応だって悪い(笑)。


 通勤着って、実は「ハレ」の服装だったんだ・・・と今更ながら納得してしまいました。

会社って「ハレ」舞台だったの?・・・なんて。

そう言えば、ファッション誌には「お洒落に見せる通勤着」的な特集が有りましたね。

全然、意識したことはなかったのですけれど。

私の場合、職種が有る程度関係していたかもしれません。



 普段着だと思っていた通勤着を厳選して?お供に連れて帰郷した訳ですが、まだまだ処分するものが出そうです。

登場機会が無さそうな服が、より鮮明になりましたし。

中途半端に未練があって(血迷って買ってしまって、値段もちょっと高くって)処分しきれなかったものも有る。



 ガシガシと洗うタフなジャージとジーンズの出番が増えたこの頃。

ですが、お洒落を手放すつもりは有りません。

もっと厳選して、少々ミニマムでシンプルなカッコ良さを目指したいと思います。



*****

写真は梅雨空に映える真っ白なノリウツギの花。

紫陽花の近縁種ですね。


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