化粧品のユニバーサルデザインを考える

December 31, 2016

 

 「使用する順番が判らないから、番号を書いて欲しい!」・・・お客様から直に、または取引先のお店のスタッフ経由でよく聞いた話です。

 

そう、スキンケア商品はメイク品と違って、よく読まないと「それが何か?」が解らない。高額な商品になればなるほどデザイン重視で、日本語表記は前面に無い・・・。

 

そして、私が在籍した会社の商品は「結構高額」で、ユーザーの年齢層も割合と高かったのでした。

私の母くらいの年齢前後は勿論ターゲット。その年齢層の多くは、英語表記やら仏語表記の商品名(おまけに造語があったりで)などから、使用順の判断をするのが難しいのです。

 

英語に慣れていたとしても、老眼の人たちの確率は上がります。概ね、お洒落なデザインを重視して出来上がった商品は、高齢者に優しくありません。

 

 

 ベーシックスキンケアは、商品設計によって使用する化粧品の種類(本数)が異なります。

だいたい3〜7種類くらいが主流でしょうか。メーカーの好みもあります。

例えば、クレンジングクリーム、洗顔フォームの容器が似通っていたり、ディクリームとナイトクリームの区別が付きにくい。

 

夜と朝とでは使う商品の総数が異なったり順番が変わったり。そこに、マッサージやパックや高保湿商品がプラスされたら、もう順番なんて訳が解らない・・・。化粧品メーカーはどのようにお考えでしょう?

 

消費者の利便性を考えた商品デザインを見てみると

 

①洗顔料(クレンジングクリームを兼ねる)+化粧水+保湿(朝も夜も同じ)といった商品設計で、いつも順番が同じ。商品の形の全てが異なる。

 

②無印良品のように、日本語表記に徹底したシンプルなデザイン(商品の判別が簡単)

 

があります。それ以外に、順番を判別できるように私が考えるのは

 

③デザインに順番を組み込む(朝と夜の順番が理解できるような)

・番号を明確に(朝と昼のアイコンを使用して)記載する

・商品の色のグラデーション(色の面積で順番を訴える)を利用する

・2色のラインの本数で順番を訴える

 

といったものです。あまり③の様なトライを見かけない気がします。

 

100円ショップで購入した詰め替え容器とシールやマスキングテープなどを利用して、私なりのユニバーサルデザイン例を簡単に表現してみました。手持ちの材料にそれほどバリエーションがないので、お伝えしたいことがちゃんと伝わるかどうか微妙ですが。

 

赤と緑の区別がつきにくい人もいらっしゃるので、グラデーションやラインの色は黄色(昼)と青(夜)がいいかな?とか、昼と夜のアイコン(☀️太陽と🌘月とか⭐️星)を並べるとか、番号部分に点字も含まれていたらいいかな?とか考えます。(写真ではそこまでは追求できていませんけれど)

 

「順番」を組み込んで且つお洒落なデザインが成立するか?に緩く挑戦??(笑)

化粧品会社さんの参考にしてもらえたら嬉しいなぁ・・・。

あまりお金をかけずに実現するなら、トータルで使用する際には何番めになるのか、シール(統一デザインで)を個別にオマケとして添付する手も。

 

ちなみに、順番が固定されているシャンプー、リンス、コンデショナーの詰め替え容器のグラデーションデザインを見たことがあります。黄色〜オレンジ〜赤、水色〜青〜紺のような感じでした。きっちりと3品が収まるように専用のトレイにセットされていました。

 

消費者に寄り添う、機能的で美しいデザインを考える余地はまだまだありそうですね。

 

 

 

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