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「なる早で!」・・・??


 随分前の話です。

初めて。しかも、仕事の場で聞いてびっくりした言葉。それが「なる早で」でした。

こちらが苦情を訴えて、謝罪に来られた会社さんの営業責任者が放った言葉。

「??」・・・耳を疑いましたね〜。

「了解しました。それでは、なる早でお送りします!」と。

かの責任者が、応接室で。何人も部下を引き連れて謝罪に訪れたその席で。

「なる早」って・・・。

そこは、略しちゃダメだろ〜!!了解じゃないんだろ〜!謝罪に来てるんだよね〜?あなた。大丈夫なの?その言葉遣い・・・と、頭の中でツッコミを入れまくりでした。

相当なインパクトでしたから。「なる早」で謝罪が台無し。

なんか、マンガみたいだな〜と思いましたね。こんなこと、実際にあるんだぁ。

サラリーマン・ネオ(NHKで放送されてました。面白かった)のネタにもなってそうだなぁ。

急成長して大きくなった会社らしく、多分、社員の平均年齢は20代なんでしょうね。

責任者の方も、30代中頃だったと思います。

会社が若いと、普段、使っている言葉も当然若くなる・・・それ自体は全く問題ないと思うのですけれど。

営業が飛び込みで取引先を開拓する際のとっかかりに、「◼️◼️さん、以前ウチの会社にいたんですよ〜!!それで、お宅様に伺った訳なんですが」・・・とか、知人を引き合いに出したりする手口をよく使います。

その会社も、ウチの会社(=以下◯◯)をダシに、似た様なことをしたのです。

情報収集のために一度お話しを伺っただけ。名刺交換しただけでした。

よくある手法なので、当初は放っておこうと思ったのですけれど。

しかし、「弊社との取引は◯◯さんが推奨しています。」といった、誤解をさせる表現だったようです。取引先に「◯◯***特別プラン!」と銘打ったチラシを持参したらしいので。

取引先は大混乱。営業所からは「そんな話は聞いていない!」と猛抗議。

・・・先方に対して、厳重抗議をする羽目になりました。

まあ、早い話が「社名入りの謝罪文を提出して欲しい」と要望した訳です。

先方は、営業部名の謝罪文ならすぐ出せますが・・・と言って抵抗しました。

社名入りの謝罪文書は、営業としては始末書もの。できれば出したくないですよね。

手続きも煩雑で、時間もかかりますし、上から怒られるのは間違いない。

ですが、それでは此方の上司が納得しません。

取引先に対して、「この様にきちんと対応しました!」とアピールしたいですから。

最終的に、要望通りの対応をしてもらって、収束しました。

しかし・・・「なる早!」・・・。私にはインパクトが大きかったのでした。

なんでも略すことが多いですけれど、場面で使い分けるのを忘れないようにしたいです。

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