わかってもらうのは難しい。
え?
メニューバーをクリックしたりしないの?
サイトを立ち上げたばかりの頃の、知り合いとのやりとりです。
「サイトに行ったけど、なんだか良くわからなかった。」と言われてしまったのでした。
なんで??と思ってよく聞いたら、彼女にはメニューバーを使う習慣がなかった。
気になった「画像や絵とコピーがセットになった部分(ボックスが適当な表現でしょうか?)を選んでクリックする」という利用の仕方に慣れていて、「メニューバーをクリックして目的のページに移動」は、していなかったのですね。
私は、メニューバーを使わずにサイトを見ている人がいることを、解っていませんでした。
自分は、メニューバーを使うことが多かったから。
それで、「HOME」に、盛りだくさんにならない程度に、ボックスをいくつか付けることにしました。
先日も、似たようなことがありまして。
私はこのサイトを作る時に、未来の夢を語るサイトにしたつもりなのですね。あくまでも。
だから、 空想Cafe&Salon リーティ・ハンドウワル のメニューバーの「取り扱い商品」は、未来のお店の「営業したら、絶対に取り扱いたい商品(それだけ気に入っている)」というスタンスだったのです。
ちゃんと、お気に入りの商品を取り扱い商品として「勝手に紹介しています!」と書いているし・・・わかってもらえているはず。
そう、思っていたのですが、最近、「知人から「取り扱い商品」じゃ、わからないよ。『My Favorite Things(=私のお気に入り)』とかじゃ、ダメなの?」と言われたのでした。
う〜ん・・・。
ちょっと、こちらが言いたいことと、意味合いが違ってしまうんだけれどなぁ。
彼女がいうには、メニューバーも使うし、サイトを見るのにも慣れているんだけど、基本、ページの冒頭の説明文は読まない。
大見出し(メニューバーとかね)を見て、だいたいを理解して、それから検索する。
サイトで買い物をするのと同じように、目指すものや面白そうなものが目に入るまで、ささっとスクロールしてしまうから。
私のサイトを見るときも同じだと。
「お取り扱い商品」に辿り着いてみたら、正確に言えば「お取り扱い商品」ではないという。
だから、あれ?・・・と、がっかりしてしまう。まあ、詳しく読めばわかるけど・・・って。
サイトに来られる方々の多くは、こちら側のこだわりとか、設定とかには興味がない・・・。
というより、こちら側が想定している使い方を端(はな)からしていないんだと、気がつきました。
こういうことを教えてくれる友人がいるというのは、有難いことです。
「気づかないことを気づかせてくれる」から。
「何がわからないかが、わからない」ではないから。
・・・少なくとも、どうしたらいいか、答えを探せるから。
ということで、サイトのメニューバーの「取り扱い商品」の表記を変更しました。
想いは、書き足しました。少し、引っかかりはするのだけれど・・・。
こだわりと独りよがりは紙一重なので、どちらに軸足を置くか?も、微妙です。
わかってもらうのは・・・本当に難しいですね。