早咲きの梅に雪。
近所のお寺の梅林の手前の、早咲きの梅。
古い樹なんでしょう。枝ぶりが複雑です。・・・そして絵になる。
曲線が優雅で、八重咲きの梅で、ひときわ芳しい香りです。
で、この梅が咲くと、一気に春が近くなったと感じるわけなのですが、時期が時期なだけに、開花間も無く、雪に降られてしまうことが多い。
「あ〜あ・・・。暖かくなったと思って咲いたのに、騙されちゃったね?」と、その度に思います。
今年は、48年ぶりの寒波襲来とのことで、先日、たっぷり雪に覆われておりました。
この写真は、雪が降る2日前くらいのものです。
東北や長野で、雪の重みでリンゴの樹の枝が折れたとも、聞きました。
毎年、厳しい冬に耐えてきていた樹々でさえ、ひどく辛い状況なんですね。
いつも冬に辛い思いをしているそれらの地域(私の故郷もですが)で、被害がこれ以上、増えないことを祈ります。
雪に耐えられるように作ってある家々も、限度というのがありますから。
何年か前の大雪の時に、都内で家が潰れただの、車庫が潰れただのと言ってたなあ・・・。
田舎だと20〜30cmの雪で、家が潰れたという話は、まず聞きません。
太平洋側のお家って、ヤワなのね〜!!・・・そう、ぼんやり感じてはいたのです。
豪雪地帯の「豪農の館」は、財力にものを言わせたすごく太い柱を使った立派な建物ですから、雪に強くて当たり前。一般のお家はそれほど見た目に違うという感じを受けません。
地域的に合掌造りとか、高床式的な構造とかはありますけれど。
随分と大人になってから、太平洋側と日本海側、北と南で(こんなに狭い日本という国で)、家の設定強度というのか、設計が相当違うらしいということを知りました。
都内の或るログハウスの住宅展示場を見学して、1600万程度でもお家が建つんだ〜!と嬉しくなってお話を聞いていたのですが(家を建てるなどという財力は、勿論ないのですけれども)、雪国仕様の場合、そこにかなりの+αがあると。
あれ?そもそも、ログハウスって、山小屋でしょ?
山小屋って、雪が降る(積もる)場所を想定して作られているのでは無いの?
ログハウスにも、雪国仕様とかあるの〜??・・・という、衝撃の事実。
びっくりしました。
まあ、当事者として知識を必要とする機会や興味がないと、情報は素通りしてしまうものですから、仕方がありませんが。
それでも、新しいことや面白いと思えることに出会えるのは、楽しいですね。
興味を持てた時期には、尚更。