「ディヴェヒ語の本」と「ぱぴる文庫」。
ちょっと昔に手に入れましたが、とても大好きな本なのでご紹介したいと思います。
まず、1冊目は、リーティ・ハンドゥワルという空想 Cafe&Salonの名前を考えた時に参考にした「モルディヴ旅行ポケット通訳ディヴェヒ語会話」。
一番右の本です。
モハメド・ナシードさん(勿論、モルディヴのご出身です)が、相 稔子さんと国立言語学歴史研究センターの協力で世に出したポケットサイズ本です。
日本語と対になった言葉を、ローマ字&カタカナ(発音)表記した、優れもの。
モルディヴ人が普段ディヴェヒ語を「ローマ字表記する場合の綴り」を用いて書かれています。
ディヴェヒ語の「綴り」は、そもそもPCにフォントが無いし、日本人はそれだけ書かれても、全く読めないし。
私はディヴェヒ語を「ローマ字表記」したものが欲しかった。カタカナ表記するのではくて。
ディヴェヒ語は独特な美しい文字なのですが、綴りや文法を日本で習得するのは難しい。
でも、綴りや文法をマスターするのは無理でも、形容詞+名詞の組み合わせだけならば、日本語や英語と文字の配置が同じ。
・・・ということで、好きな言葉を一所懸命探して、店名にしたのでした。
ディヴェヒ語の「綴り」と「日本語」と「カタカナ発音」の本ならば、三倉 奈美 氏の「旅の指さし会話帳55 モルディヴ(情報センター出版局)」がおすすめです。(2004年出版)
そもそも、モルディヴにメロメロになったきっかけは、三好和義氏のポストカードブックの中の1枚。空に浮かんだような海の上のボートの写真だったのでした。(ハッピィポストカードブック モルディヴ30 三好和義 小学館)
2冊目は、左側と真ん中の「ぱぴる文庫」。
「ぱぴる」とは、沖縄の八重山地方の方言で、蝶々のことだそうです。
この本を手に入れたのは、東日本大震災の3月11日当日。
地震直後に日暮里駅前の沖縄物産を扱うお店(多分、このお店→わしたショップ日暮里店2014年閉店)で、購入しました。
親切な店主?にお茶をご馳走になりながら、ただひたすら電車の運転再開を待つ間、綺麗な表紙の写真に心惹かれて手に取ったのでした。
ふんわりとした文章や、センスのあるデザインや写真。読んでいると余計な力が抜けて、リラックス。不安な気持ちにならずに過ごすことができました。
松本市出身のぱぴる文庫の経営者、宮阪靖夫氏が沖縄で過ごした愛しい日々と写真と思い出と、郷里の信州の魅力を混ぜ合わせて作る小冊子。この人、好きだなぁ。魅力的だなぁ。
何回読み返しても、暖かさが伝わってくる。素朴なんだけど、おしゃれです。
そして、地元愛と田舎愛に満ちている!!
当店「空想Cafe&Salon」がの空想が取れたら、ぜひ取り扱いさせていただきたい!!(笑)。
詳しくは、以下のサイトでご覧ください。
↓
http://yu-ru.com/papiru.html