ワイルドベリーの小さな赤い実。


ワイルドベリーの小さな赤い実は、本来は冬ではなくて、春から秋の間に収穫するものかとは思うのですが、苗が丈夫な上に陽の光がたっぷりなベランダなので、こんな時期でも花をつけたり実をつけたりしてくれています。
たった一株しか育てていないのに、嬉しいことです。
ベリージャムを作るには収穫量が少なすぎますが。
小さな白い花と綺麗な赤い実が、心を弾ませてくれます。
すごく丈夫なので、春になったら実家の家庭菜園の脇にでも植えようと企んでいます。
イングリッシュガーデンのグランドカバーに利用されることも多いようです。
「不思議な国のアリス」に出てくるお茶会の会場や、「秘密の花園」のお庭にも、きっと植わっていたことでしょうね。
スコーンに添えられたジャムは、ワイルドべリーに違いない(妄想!!)なんて思ったり。
(そんな記述があったかどうか?・・・でも、アフターヌーンティーの場面では、スコーンは外せないはず!!だから添えられているのは、イチゴジャムやママレードかもしれないけれど・・・できればワイルドベリーのジャムであって欲しいなぁ。)
花屋さんでは今、春の花が出始めていているのですが・・・空気や空の色と不釣り合いで、お花達にあまり心が動きません。
私の大好きなチューリップが入っていて来ていても。
もう少し、季節が進まないとダメなのかな?
作為的というか・・無理矢理、季節をコントロールしているようで、美しく見えない。
でも、このプランターの小さな白い花と赤い実は、季節外れであるのに、露地のものであるが故なのか、春の力強さとか土のホカホカした温かさを感じます。
不釣り合い感は全くありません。
確実な春の足音を感じます。
ファッションにも通じるものがありますね。
テイストの違うもの同士を掛け合わせるというテクニックがあるのですが、いくらスタイリストの提案でも、「白いコットンワンピースと、黒いストッキングやタイツの組みわわせ」が、やっぱり馴染まなくて素敵に見えないと言うような・・・。
季節感が不釣り合いなのは、やっぱり違和感があります。
余談ですが、母が「実がなる木っていいよね。楽しいし、嬉しいもん。」と言うので、ここ半年の間にホームセンターで、ちょくちょく苗を買い足しては植えています。
花も楽しめると、更に良し。
大きくなりすぎると管理に困ってしまうので、低木に限っていますが。
母を喜ばすためでもありますが、私も楽しい。
・・・日々を彩る小さな幸せです。