Valentine day と赤い薔薇。
「美味しいチョコレートの見本市」のような季節。
まさに、このバレンタインディ前の今!!ですね。
百貨店、専門店街、食料品店、スーパーで、特設会場が設けられます。
日本のバレンタインディは、お菓子メーカーや百貨店が企んだイベントなのは、皆さんご存知の通り。
何せ、2月と8月は「寒過ぎる&暑過ぎる」で、客足が鈍りがち。
年中行事も日本には節分以外は無かったんですもん!!
商売のネタを、新たに作る必要があった訳ですね。
(因みにホワイトディは日本発祥で、欧米ではその習慣はありません。勿論、こちらもお菓子メーカー等が定着させたもの。)
本来、バレンタインディは「告白の日」と言うわけでは無く、「カップルの愛の誓いの日」なのだそうです。
欧米では、男女問わずに愛する人にカードを一枚とか、お花を一輪渡すくらいだとか。
チョコレートは、ちょっとしたプレゼントの選択肢の一つに過ぎない。
バレンタインディの特設会場で、見たことの無い&知らないパティシェやメーカーのチョコレートに出会うことがあります。
食べ物としては私の価値観ではとても買えない、「高価な美術品」のようなチョコレートを眺めることも・・・。
日本のバレンタインディにはそんな”お楽しみ”があります。
綺麗な包装やデザインに触れることは、ちょっとした美術館巡りのようなもの。
美的な刺激は大いに受けたい!!
美味な体験とともに。
十代の甘酸っぱいバレンタインディの思い出からは、随分と遠ざかりました。
あの頃は、妄想(笑)で、周りの空気がキラキラしてました。
自分の幸せな気持ちが中から膨らんで、それだけでお腹いっぱいな感じだったかな?
(因みに私は、チョコレートは買う専門)
2月14日を告白に利用したことはないのですけれど、カードと言葉選びの情熱は相当なものでした。
中高生のお小遣いは、たかが知れていますから。
豪華に出来ない分、やっぱりセンスで勝負!ってことになります。
今は、専ら自分のために「食べてみたいチョコレート」を探すのがメインですが・・・。
家族と一緒に美味しそうなチョコレートを探して、会場をウロウロします。
愛の告白のために真剣な人たちが集合しそうな日時を、なるべく避けまして。
美味しさと美しさに出会うために、チョコレート売り場にお散歩に行きませんか?
お花屋さんにも出掛けてみましょう!
バレンタインディ仕様の花束が並ぶかな?
購入しなくても、綺麗なものを眺めたりすることでちょっと幸せになれますよ?
パートナーが小さなブーケを届けてくれたら、もっと幸せ・・・かなぁ。
日本の男性の多くは、花を買うことに照れがあるようですが。
お花をサラリと買える男性って、素敵だと思います。
意識しすぎてしまうのかしら?
そんな訳で、この国でバレンタインディに関わらず、パートナーからお花のプレゼントを期待するのは、相当・・・難しいかもしれません。
大好きな人には勿論。
それからたまには、自分のために。
・・・真っ赤な薔薇とチョコレートを。
心浮き立つ情熱の色と、その昔、”恋の媚薬”とまで言われた蕩けるようなカカオの香り。
その刺激は、寒さで縮こまって悴(かじか)んでいる体や心を解きほぐす太陽の光。
ちょっと不足気味のエネルギーを手に入れましょう。
寒さの底の2月を過ぎたら、春の足音は・・・もうすぐ、そこ。
バレンタインディは、輝く季節を迎える前のメンタルウォーミングアップ?・・・なイベントに思えてきました。