「残業」を評価しちゃダメ。
「残業が多い」=「仕事ができる」わけではありません。
「残業する」=「仕事熱心」ではありません。
残業は「事務処理能力」が、「キャパシティを超えている」ということです。
マネージャーの仕事の振り分けが、下手なんでないの?
「残業」をさせるマネージャーは、マネージメント能力が無いってことなんですよ〜!!
営業時間終了と同時に退勤する部下を、評価しない上司がまだまだ沢山います。
40代前半の係長とか課長クラスでも、その価値観が揺らいでいない人が多くて、驚きます。
会社員である時に、「安全衛生委員会」の委員を申し遣っておりました。
社員が怪我をしたり、過度な残業による過労死やハラスメントでうつ病を発症したり、不衛生な環境で病気になったりしないように。
産業医の先生から、流行しているインフルエンザや麻疹、結核などの情報をお聞きしたり、社内を一緒に巡回して安全や衛生状況の確認をしたり。
委員会の内容を持ち帰って、所属会社の社員全員に一斉メールなどで報告をします。
啓蒙活動ですね。
・・・委員になって数ヶ月で、気がつきました。
恒常的に残業が多いのは、同じ部署。
同じ部署の、いつもほぼ同じスタッフ。
人事や総務から担当ごとに「個人面談のスケジュールを組んだ」と報告があるのですが、対応はいつも同じ。
残業する個人に対してだけの対応なのです。
「すみません。質問なのですが・・・」と手をあげていました。
「いつも同じ部署の同じ人が、過度な残業をされていますが、マネージャーの能力に問題があるのではありませんか?」
「マネージャーに対して個人面談は無いのですか?」
「ずっと同じ状況が続くということは、残業させる上司にペナルティが無いということでしょうか?上司の人事評価に反映させなくて良いのですか?」
・・・し〜ん・・・。
地雷を踏んだわけでは無かったのですが、積極的には関わりたくない話題だったのでしょうね。
グループ会社内で、それぞれ対処して欲しい・・・という気持ちが見え隠れしていました。
あれから数年経ちますが、変化はあったのでしょうか?
気になります(笑)。
マネージャーとしての教育を受けていない人たちが、上司になるケースがほとんどです。
マネージャーの意識改革は、いつになるのでしょうか?
問題は山積みですよ?
働き方改革(働かせ方改革と揶揄されていますが)の前に、やることがあるのでは?
能力がある人に仕事が集中したり、残業で給料の不足分を稼ぐとか、意味のない残業を強いられるとか・・・。
・・・残業を賛美してはいけないんです。
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写真は、「陽光」という名前の桜。ソメイヨシノよりもちょっと早くて、ピンク色です。