乾物屋さん経営のCafe。



先日帰省した際、辿り着いたCafe。
乾物屋さんの「篠原」さんが経営されています。
新潟市の西堀通りと営所通りの交差する角。
斜めに本町通に通じる「人情横丁」が見える場所。
奥様が、長年夢だったCafeを、お店の一角にオープンさせたのだそうです。
ここのコーヒーは、「雪室珈琲」のハンドドリップ。
「雪室珈琲」は、新潟の鈴木コーヒーさんのブランド。
嫌な酸っぱさがなく、バランスが良い。
コーヒー好きな方にオススメな味です。
丁寧に入れてくださる珈琲。
とっても美味しかった🎶
スタッフさんが感じが良くて。
素敵なサラッとした接客で、居心地がいいです。
ランチは「さすが乾物屋さん!」なメニューで、出汁を楽しめる。
この出汁は、どれを使ったものですか?と、乾物を買って帰りたくなります。
この戦略!・・・さり気ないアピール!・・・素敵です。
西堀通りや、古町(ふるまち)界隈のCafeは、ほとんどが11:00頃のオープン。
ここは、AM9:00からオープンしている貴重なお店です。
時々、午前中にワークショップを開催されているそうです。
私が伺った時は、まさにその真っ最中で、皆さんがシルバークレイのアクセサリーを作っていらっしゃいました。
妙齢の奥様方が楽しそうにされている様子は、本当に可愛くて少女の様です。
空気がほんわかピンク色でした。

学生の頃、この界隈は朝早くからオープンしている喫茶店が多かったし、お店もギュウギュウに詰まっていた雰囲気でしたが、今はちょっと寂しい感じです。
昔アルバイトしていた喫茶店には、開店前に近くの瀬戸物屋さんのおじさんや、小さな地元の会社の社長さんが毎日モーニングを食べに来ていました。
毎朝、たわいもない話をして笑って、「さて、仕事するかぁ〜」と腰をあげる。
私達は「行ってらっしゃ〜い!」「今日もお仕事、頑張ってくださいね!」と、声を掛ける。
そんな毎日でした。

近くの「人情横丁」は、「浜焼き」が沢山売られていていました。
放課後、親友と高校の制服のまま、熱々のイカの「浜焼き」にかぶりついたものです。
美味しかったぁ・・・。
場所はそのままだけれど、オシャレな小さなお店が増えました。
古町側にあった輸入商品に沢山触れることができた「明治屋」は、駐車場になってしまいました。
明治屋でポンパドールのティーバッグのボックスを買うのは、高校生の頃のお楽しみでした。
デザインや色使い、日本のものとはやっぱり違いましたしね。
お店も街も人も移り変わる。
・・・そう感じた、学生時代の思い出散歩?でした。