

「朝顔」は秋の季語。
「 夏休みの宿題」で、朝顔の観察日記を選んだ人は相当数いらっしゃると思います。 夏休みと朝顔はセットになっている。 ですから、夏の花といえば朝顔!・・・と、向日葵を思い浮かべる人が多いと思います。 ところがですね・・・。 俳句の季語では、「朝顔」は秋の花なのですよね。 旧暦の7月頃(今の暦では、だいたい8月下旬)に咲くので、牽牛花とも呼ばれるそうです。 つまり、秋の訪れを告げるということで、初秋の花ということでした。 奈良時代に日本に薬(種を粉末にして下剤、利尿剤としました)として伝わったのだそうです。 大変に毒性が強いので、素人が利用することは大変なリスクだそうです。 それから江戸時代には、観賞用として一大ブームが起ました。 これ、朝顔なの?という、姿が奇抜すぎて原型をとどめない様な、変わり咲の朝顔が出現しました。 その熱狂ぶりを伝えた浮世絵が、沢山あります。 今も残る「朝顔市」は、その名残でしょうね。 朝顔の逸話といえば、千利休と豊臣秀吉の話が有名ですね。 利休さんはおもてなしのために、盛りの生垣の朝顔の花を全部切ってしまって、茶室の花入れに