

タクシーを拒む理由。
父が免許証を返納して、8年くらいでしょうか。 実家は田舎なので、バスも一日数本しか走っていません。 ですから、移動手段はもっぱら自転車か徒歩。 晴天が続かない雪国のこの季節。 荒れている日の移動は大変です。 病院や医院、図書館、スーパー、商店街。 一番近くても、2kmくらいはあります。 移動手段の無い高齢者は主に自転車で、一直線に用事を足しに移動します。 田舎の道は田んぼや畑を通る農道の一本道。 もしくはトラックが行き交う国道沿い。 途中に店舗はあるけれど、コンビニとかラーメン屋さんとか、ファミレスがポツリポツリ。 冬の広い道路は、吹きっさらしです。 天候が悪くて、どうしても出掛けなくてはならない時は、タクシーを使って欲しいと子供達は思うのですが、両親は頑として聞き入れてくれません。 タクシーでの移動を拒む理由は、「世間の目」です。 贅沢をしていると見られたくない・・・が、根底にあります。 **地方のタクシー会社も改変の嵐に晒されていて、台数が激減しています。 利用したい時に利用で来るかといえば、断られることも。 老人だけの家で、車という交通手段