「神様」がいっぱい。
朝ドラの作者が「神回」を連発。
個人的には自分の作品に対して、自画自賛の「神回」はないだろう・・・照れは無いのか?と(笑)と、思ったり。
日本には八百万(やおよろず)の神様というくらい、(お米の神様から、付喪神やら、貧乏神にトイレの神様さえも・・・)そこら中に神様がいらっしゃる。
(旦那様が、頭が上がらなくなった奥様のことを俗に「山の神」と言ったりもします。)
何せ本来、アミニズム(精霊崇拝・・・無機・有機物に関わらずあらゆるものに魂が宿ると考える原初的宗教観。)の国だから。
自然災害が多くて、自分一人では思い通りにならないことも多いし。
大勢の神様がいるから、「神様、宜しく!」な感じになるのは、自然な流れでしょうね。
沢山の神様はいらっしゃるけれど、以前はこんなに「神」を連発しなかったのでは?
「神〜」の出所は、ネット民のネットスラングかしらん?
個人的には、ちょっと神様を大安売りしすぎじゃないかな??と感じています。
「感動」「号泣」も、同じ感じ。
「凄い!」のハードルが下がったというか、感動の閾値(いきち)が下がったとでも言いましょうか・・・。
簡単に使われるようになったなぁ・・・と。
もっと強く心を震わせるような体験をした時に、どんな言葉が選ばれるんでしょうか??
ちょっと、興味があります(笑)。
英語圏の海外ドラマをみると、「Oh! My God!! 」をかなりな回数、登場人物が発してます。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教(元は一緒の宗教ですよね?)は、一神教ですよね?
一神教の神様の権力は、強大です。
それなのに、そんなに「Oh! My God!!」を連発しても大丈夫なものなんでしょうか?
(実はネイティブや宗教心が厚い方達は、GodをGoshやGoodnesに言い換えたりして「Oh! My God!! 」そのものを避けているそうです。)
「わぁ〜!」「すごい!」「マジか〜!!」「ぎゃ〜!」といった感情と神様との近い関係。
程度の違いや解釈の差はあれ、どこの国に住んでる人も根本はあまり違いがないのかな?と思います。
苦しい時の神頼み。
気休めかもしれないけれど、その気安さ&キャラクター化もOKな緩いスタンスが許される、日本の神様の可愛らしさは、なかなか素敵じゃないかな?と思います。
※※ 写真は、帰省した時の故郷でみた午後の空。
遠くの山の上を美しいピンクに染めています。