「女子の呪い」は解けるか?
「#Me too」や「#Ku too」(=靴と苦痛を掛けた、日本で#Me too以降に起きたムーブメント)。
「女子の呪い」が、少しづつ解けて行きそうな昨今です。
あ・・・。
私見ですが、学生じゃなくなった年齢の女性を、「女子」とは言いたくないです。
ジェーン・スーさんじゃないけれど、彼女の著書「貴様、いつまで女子でいるつもりだ!問題」が、頭をかすめます。
いい大人なんですもん。
「女子供」のフリをして、責任放棄するのはカッコ悪いと思うから。
それから、上司からの「うちの女の子行かせますから!」というセリフ。
言われたくないし、聞きたくないですよね??
中堅社員以上になっても半人前扱いとは、どういうことだ!?ってね。
自分を大切にしたい女性たちが気づいた「女子の呪い」。
早く、この世の中の変な「お姫様の呪文」が解けるといいな・・・。
無意識のセクハラ・・・沢山ありますしね。
「セクハラが当たり前の職場」で育ってしまった女性たちが、あまりに多すぎるので。
彼女たちは生き延びるためにある程度「鈍感」にならざるを得ませんでしたが、いつの間にか「いちいちそんな程度でガタガタ言うな」と言う側に回ってしまっています。
根が・・・深い。
例えば、職場の飲み会でのお酌や料理の取り分け。
嬉々として、「私、女子力高いでしょ?」「気がきくでしょ?」アピールをする女子は、元々一定数・・・います。
アピールする気があるわけではないけれど、幼少時からそのように育てられてしまった子もいます。
それにプラスで、「あんた達、●●さんのグラス空いているわよ!お酌して!!」と、置屋の女将か遣手婆々か?と思えるような「後輩女子を取り仕切るお局様」もいらっしゃるので。
いつの間にか、教育されてしまうのですよね。
お酌や取り分けをしない普通の容姿の女子は、「気が利かない子」に分類されてしまったり。
う〜ん・・・。
水商売なら分かるんですよ?
お酌するとか取り分けるとか、おもてなしすることが仕事だから。
下心を操ってお金を使わせるのはテクニックだし、仕事に必要な能力だから。
でもアナタ!!
お客じゃないでしょ?
会社は、Barやキャバクラじゃないでしょ?
そこに気づけ!!早く!!
※※一部にある、「女子」をまとって、庇護欲求がある男性をゲットする生存戦略は、需要と供給の問題なので・・・頭から否定する気はありません。
まあ、私の趣味ではないというだけで。
さてさて。
Virgin Atlantic航空が、「女性キャビンアテンダントの化粧を義務付けるのを止める」と話題になりました。
これも、一つ解かれた「女子の呪い」。
身だしなみ=「化粧」じゃないですよね?
身だしなみって、清潔感を心掛けて身なりを整えることだと思うのですが。
化粧がmake up になっているならいいんだけれど、make down になっている場合も多いです。
make downになっているなら、そんなものに時間とお金を使うなんて、意味ないですし。
化粧が「義務」は・・・やっぱり・・・変。
パンプスやスカートはまだ、止めないのかな?
乗客の安全を確保するお仕事でもあるわけだから、不安定極まりないパンプスや、動きにくいタイトスカートを制服に選ぶのはおかしい。
制服が男女で違うのも、おかしくありませんかね?
同じ仕事をしているんだし。
どちらもユニセックスなパンツスーツでいいんじゃありませんか?
今後も、さらに前向きな見直しが進むでしょうか?
閑話休題。
ちょっと前の「ヨーロッパの貴族の社交界デビュー」についての番組で、ダンスの前の挨拶のポーズの解説を聞いていて、仰け反りそうにそうになりました。
私の記憶が確かならば、女性がドレスの裾を両手で摘んでかしづく姿は、「私はバッチリ妊娠しますよ!」と言うアピールポーズなんだそうで。
「生殖」を前面に出すことに対して、ひどく前向きで赤裸々で。
いくら「産めよ増やせよ地に満ちよ」が教えであるとはいえ。
貴族階級は血縁関係がものをいうとはいえ。
女性の処女性にものすごく厳粛な国々で、顰蹙を買うどころか、「積極的にセックスアピールをするものなんだ・・・」という驚き。
そのポーズを、正統で正式なものとして脈々と引き継いで来てるって・・・凄すぎる。
・・・これも女子の呪いの呪文の一部・・・じゃないかと、感じます。
考え過ぎ?でしょうか。
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今年の近所の満開の彼岸桜。
体が解(ほど)けていくような、暖かい一日でした。