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部活の夏の思い出。


 テニス部でした。

真っ黒に焼けて、白目がギロギロしてましたね。

半袖とソックスの跡が白く残って。

氷屋さんに大きなやかんを持って氷を買いに行ったりしたなあ。

試合の時には、お弁当の他に持って行ったレモンの砂糖漬けとか、はちみつ漬け。

真っ青な空と入道雲。ひまわりの花。

朝練を終えての授業や、毎日授業を終えてから夜8時くらいまでの練習。

夏休みの期間中は、練習が朝8時から夕方、陽が暮れるまでだったでしょうか。

スポ根でしたね〜。

体力あったな〜とシミジミ思います。

当時の県大会は夏で、一日で決勝までやるんですよ。

地区大会が春なので。(地区大会も一日で決勝までやります。)

勝ち残って決勝までの試合が終わると、試合前より3kgくらい体重が落ちる。

下手すると脱水症状で、立てなくなる。(所さん〜!!脱水してます!!)

一年生の時には入部希望者が100名近くいたのに、夏休み終了時には20名を切っていました。

8月中は球拾いと素振りと基礎(ダッシュとか、3km走とか)で一日終わっちゃいます。

イメージしているのと違うから、新入生はつまらないですよね。練習キツイし。

コートに入る時に一礼して、コートを去る時も一礼。

先輩、後輩は絶対的な上下関係でしたし。

練習がキツ過ぎて(でも、私にはすごく面白くて)、家に帰るとよく食べて、思いっきり眠りました。

しごきとか、そんな風に感じることはありませんでしたけど、理不尽なことはありましたね。

「買い食い」がバレて、部室の前に1週間正座っていうの、やらされたことがあります。

授業の後の、練習時間いっぱい。だから・・・3〜4時間ですかね。

「買い食い」禁止だったんです。

練習終わると腹ペコなんですよ。家までもたない。喫茶店に入ったとかいうのじゃなくて、ジャムパンとか買って食べただけなのに。

納得いかなかったですよね。ちゃんとお金を払って買って食べているんですよ?

非行防止の一環だったと思うのですけれど、喫茶店や映画は子供だけで行ってはいけませんでした。中学生だったので。

でも、買い食いは一緒くたにしないで欲しかったなあ。

あ、それから水。「水飲むとバテるから飲むな」っていう、例の伝説がまだ薄っすら残っていました。「うさぎ跳び伝説」も。

死ぬほどうさぎ跳びやらされました。

あれ、筋肉鍛えるには有効ではないと、データで証明されたんでしたよね。

はっきり水飲むなとは言われていないのですけれど、でも、先輩の誰かには言われてました。

いや〜、顔洗う振りをしてガブガブ飲んでましたよ。バレないように。

だって体が欲しているんですから。水飲んでバテてもいいもん!って思って。

練習着が汗でビショビショで絞れたし、乾けば塩分が白く模様のように見えるくらいだった。

そんななのに、水を飲まずにいられるかって!

まあ、私がこんな風にできたのも、私が所属していたテニス部がそれほど変な状況ではなかったという証でもあるでしょう。逆らえるという余地がある。

 部活での夏の事故。

未だに熱中症への注意が足りないことに驚いています。

プロスポーツの現場で、選手が給水している場面をこんなに見るようになったのに。

シゴキとか体罰とかイジメも後を絶たない。

指導者の人たち、学生の頃に理科とか生物とか習ってたんでしょう?

なんで、結びつかないかな?体調管理と。

生活とかに密着しない、暗記中心の授業の弊害ですよね。

シゴキやイジメや体罰。

自分が受ける立場だったらという想像力が働かない。麻痺してる。

「部活村」「学校村」「会社村」だけで育つのは危険です。隔離されている世界だから。

閉鎖的な環境で育つと、自分がやられたことを後輩や生徒にも自然にやってしまう。

それが変だとか不思議だと思わない。

相手の立場を思いやるという気持ちが封印されてしまう。

連綿と文化?が引き継がれてしまうのです。

「俺たちの頃は、こんなに甘くなかった」とか言っちゃってね。

そこに当てはまらない人は弾き出されるか、抹殺(物騒な言い方ですけれど)されてしまう。

弾き出されて辞められるのならいいのですが、それが叶わないことがある。

そういう場合は、なんとしてでも逃げ出さなければ!!

死んじゃったら、元も子もないじゃないですか!

常識が、地域や団体によって異なることは知られていますが、これは命の危険ですからね。

硬直しているそんな「村」に、新しい血を入れるということは、外からの指摘を受けるために必要です。

同じメンバーだけでは、改善は不可能だから。

・・・ということで、サロンを運営されている皆様も働いている皆様も、外からの刺激を受けることが大切です。(ちょっと無理やりな結末かな?)

時間を作って体験や知見を増やすと、今まで見えなかったことが見えてくるかも。

夏休みは終了間際ですが、思い切って何か「一夏の体験」をしてみるのは如何でしょう?

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