三時草(さんじそう)という名前。
別名、爆蘭(はぜらん)、又は花火草(はなびくさ)とも言うそうな。
他にも名前があって、星の雫とか三時の貴公子。
私は、花の形にも合っているし、「星の雫」という名が好きだなぁ・・・。
皆さんは、どれがしっくり来ますか?
熱帯アメリカ原産で、明治の始めに日本にやってきたそうです。
しっかり帰化して物凄い繁殖力だとのことですが、私の田舎では見かけないので、主に関東が勢力圏なのでしょうか?
初めて見た時は、小さな花が沢山咲く様子が「ピンクのかすみ草」のようだと感じました。
まあるいピンクペッパーのような、実なのか蕾?が可愛らしい。
爆蘭というネーミングは、爆ぜるように花が次々に咲くところから来ているそうです。
何故、三時草(さんじそう)と呼ぶかといえば、午後三時頃に花が咲くから。
午後のおやつの時間を告げるお花、ですね。
わかりやすいネーミングです。
花が咲いているのは日が沈むまでの、わずか三時間程度だと言います。
川沿いの遊歩道に咲いているので、散歩の途中に一枝手折って生けようかと思ったのですが、お花が咲いている時間が短いので諦めました。
多肉植物にも、「三時草」があるそうです。
姿形は全く異なりますが、同じ名前を持つ黄色いお花です。
どちらも花が咲く時刻を表しただけの名前。
解りやすさは抜群ですが、ある意味、テキトーな付け方だと思いませんか?
名前の付け方。
お花なので余計に思うのですが、綺麗な名前をどうか、選んであげて欲しい。
可愛いお花なのに名前が残念で、可哀想だと思う草花が結構あるんです。
お花に限らず、お店の名前や商品名なんかにも。
言霊って馬鹿にできないと思うのですよ。
名前の付け方で、大事に思えるかどうかも違ってくるので。
ネーミングには、愛情、そしてセンスが・・・必要だと思います。