梅もぎと蓑虫。

June 18, 2018

  梅雨入り数日前、母に梅もぎを命令されまして。

脚立に乗った作業は、さすがに母にはキツくなってきたようです。

 

「実が小さくて時期が早いかも?」とか、「梅雨に入ってしまったら作業ができないかも?」とか、「そもそも私の帰省のスケジュールの内じゃないと出来ないし」などと思いながら、ひたすら脚立に乗って上を向いて作業しました。「首、痛いなぁ〜」と、ぼやきながら。

梅の木の下にはドクダミが白い花を咲かせていて、脚立で踏んでしまうと、あの独特な水をたっぷり含んだ苔や土と、正露丸の匂いがまじったような香りがします。

 

ドクダミの香りを「悪臭」という人がいるけれど、私は嫌いではありません。

悪臭ではないと思うけどなぁ。花の香りとは全然違うけれどね。

 

・・・概ね、作業が終了したところで、「あれ?」・・・久々に見たのは、蓑虫くんでした。

こんな季節に、出会うと思っていませんでした。小さな子供の頃以来の再会。

だって、蓑虫のイメージは、木枯らしの吹く葉っぱがほぼ落ちた木の枝に、ぷらぷら揺れるものだったから。

冬は越しているけれど、これ、中身はいるんだろうか?

枝をコートのような形に括り付けて、なんて器用な仕立て屋さん振り。

自然の手仕事に感動しました。

 

さてさて。

2,5メートルくらいの小さい木に実った梅の実。なんと約8,5キロの収穫でした。

梅は、塩と紫蘇しかプラスしない塩っぱい梅干しと、氷砂糖とグラニュー糖しか使わない梅シロップと、少しの梅酒になる予定です。

 

綺麗にヘタを取って洗って、フォークで5mm幅でチクチク梅の実を一周。氷砂糖を敷いて、梅をのっけてを続けて・・・・梅シロップは、2週間くらいで飲めるかな?

 

梅干しと梅酒は、母にお任せです。梅を干したり、紫蘇の準備もあるからね。

昨年の分も、一昨年の分も・・・まだ少し梅干しはあるんだけれど。

離れて住む家族の分や、喜んでくれる人の顔を思い浮かべながら、母は毎年「季節の仕事」をこなします。

 

田舎の庭の「季節の仕事」。

子供の頃にはちっとも解っていなかった、贅沢な楽しみです。

 

 

 

 

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