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夏みかんの「旬」と「夏みかんエード」。


 冬の今、スーパーで並ぶ柑橘類。

そもそも、多くの柑橘類の旬は晩秋&冬〜春なんだそうです。ご存知でした?

そして、「夏みかん」の収穫時期は、今くらいなんだそうです。

名前とのギャップを感じる人が、多いんじゃないでしょうか?

じゃあ、なんで、「夏みかん」と言うのか??

グレープフルーツの香りは、思いっきり夏のイメージです。

カルフォルニアオレンジ、シチリアレモン・・・太陽輝く季節と国を思い描くじゃありませんんか!?

「夏みかん」と言う名前は、同じように輝く夏を連想させます。それなのに?

ウィキペディアによると、夏みかんは『晩秋に色付くが、春先までは酸味が強く食用には向かなかったために、長い間、生食には供されなかったが、初夏になると酸味が減じることが分かった。→ 明治以降、夏に味わえる貴重な柑橘類として価値が認められ広く栽培されるようになった』のだそうです。

「冬瓜」に近い考え方ですね。(冬瓜は夏野菜なのに、貯蔵性が良く冬まで食べられるということで、冬瓜という名前になったんだそうです。)

冬至の柚子湯やコタツにみかんは定番。だから、柚子とみかんは冬が旬だとわかっているのですが、それ以外の柑橘類は、なんとなく暖かい地域で育って、暖かな季節に収穫されて運ばれてくるという認識でした。

私の故郷は、柑橘類の旬を実感できる地域ではありませんし。

今の季節、スーパーの果物の陳列棚には、国産の甘夏や、八朔、ポンカン、金柑、伊予柑、その他色々の柑橘類や、イチゴが並んでいます。でも、夏みかんは確かに見かけない。甘くて美味しい柑橘類が次々登場して、流通に乗らないのでしょうか。

ご近所の庭木を見ますと、柚子に橙(ダイダイ)、獅子柚子(鬼柚子)、温州みかん、夏みかんの実が鈴生りです。

甘い温州みかんは、メジロやヒヨドリなどの小鳥が全部食べてしまって、皮の部分だけが残されている・・・小鳥も酸っぱいものや苦いものは、食べないんだなぁ・・・なんて思いながら、近所を散歩しています。散歩のおかげで、今が柑橘類の収穫時期なんだと実感したわけです。やっと、腑に落ちたとでもいいましょうか・・・。

 夏みかんは本当に、今の時期には生食に向きません。旬なのに。

ご近所の100円野菜販売ロッカーで、手に入れた大きな夏みかん。

こんなに美味しそうな色なのに・・・酸っぱいのが苦手ではない私でも、そのままでは食べる気にはならないくらい酸っぱいんです。

どうしようかなあと思っていたところ、先日「夏みかんエード」を、教わりました。

くし切りのように八つ切りにして、皮ごと1リットルくらいの水でそのまま茹でるだけ。

簡単ですよね。

酸味が少し丸く甘くなった、「夏みかんエード」の出来上がり。

私はそのまま温かいうちに1杯いただきますが、お砂糖や蜂蜜を加えるとさらに飲みやすくなります。

風邪を引きそうな時にも、引いてしまった時にもおすすめ。

冷蔵庫で冷やして、炭酸で割ってスカッシュにしたり、アレンジ色々です。

茹で上がった?夏みかんの果実は、後でお砂糖で煮てジャムにしてもいい感じ。

夏の果物や野菜は体を冷やし、冬の野菜や根菜や果物は体を温めると言われています。

夏には強い紫外線や暑さに負けない力、冬には寒さに負けない力を身につけている。

柑橘類の爽やかな香りは夏にも似合いますが、体を温める効果があるとも言います。

トリートメントや芳香浴に利用すると、確かに、温かな香りと感じて体が緩むようです。

ハーブとして利用する際の効果(柚子の場合)としても、血行促進が挙げられています。

 アロマテラピーの勉強では、原産地や生産地、香りの特徴や抽出部位、精油製造法、成分は学ぶのですが、収穫の旬の時期を学ぶことはほぼありません。

エッセンシャルオイルのレモン、グレープフルーツ、オレンジ・スイート、プチグレン、柚子・・・などなど。柑橘類のエッセンシャルオイルを使うことは多いのですけれど。

いろんな意味での「旬」(花、実、草としての収穫タイミングとでも言いましょうか)を利用するはずなのに、あれれ?

植物の収穫の「旬」を学ぶことって大切だし、楽しいと思うのです。

「旬」の記載があったら、もっとアロマテラピーを魅力的に身近に感じるんじゃないかなあ?、親しみやすくなるんじゃないかなあ・・・と、テキストを見直して思いました。

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