「空酔い」。
「空酔い」・・・このフレーズ、ご存知でしたか?
カラヨイと読むそうです。
ソラヨイではなくて。
三半規管が弱くて、子供の頃から車酔いに悩んだ私です。
この字面を見た時に、飛行機とか空中に関係する酔っぱらい方を指すのではないかと思ったのですが、読み方を聞くと「??」。
お酒を飲んでいないのに、「酔っ払った」と脳が勘違いすることを言うそうです。
ええっ??
確かにノンアルコールビールでも、なんだか酔っ払った様な感覚に陥ることがままあって、「こりゃあどうしたことかいな?」と思っておりました。
・・・これが「空酔い」なのだそうです。
脳が「錯視」の様に、味でも錯覚をしてしまう・・・ということで。
ノンアルコール飲料があまりに優秀な出来栄え(味がそっくり)で、アルコールだと錯覚してしまうそうなのです。
・・・私、安上がりだな〜。
勿論、空酔いは「そんな気がする」だけで、本当に酔っ払ったりはしません。
頭痛がしたりするので、アルコール飲料をあまり飲まなくなりましたが、ビールや梅酒の味が大好きなので、ノンアルコール飲料を楽しんでいます。
休日の昼間のビール・・・最高でしたから。
それを、ノンアルコールビールで同じ様に楽しめる!!
車やバイクの運転だって問題ない。
嬉しいじゃありませんか!!
日本のノンアルコールビールの開発力、凄いなあと思います。
出来たばかりの頃は、美味しくない麦茶みたいでしたけど。
目隠しして飲んだら、アルコール飲料かどうか区別できないんじゃないでしょうか?
日本人は「アルコールを分解できない遺伝子」を持っている人の割合が多いからですよね?
弱いからこそ、こんなに真剣に「ビールと区別がつかないくらいの美味しさ」を極めたんでしょうね。
強かったら、そんなの必要ないですもん。
会社の打ち上げ、花見、新入社員歓迎会・・・。
アルハラも回避できる優れものです。
総務の皆さんやお酒を飲めない人たちの強い味方になりそうですね。
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**「アセトアルデヒト分解酵素(ALDH2)」の活性が少ない、もしくは持たないという突然変異がモンゴロイドの中に生まれて増加していったと言われています。
KIRINの"適正飲酒のススメ"によりますと、日本人で、体がアルコールを全く受け付けない人は4%、アルコールが弱い人は56%、それ以外は「程々に飲める」程度だそうです。
つまり、お酒強いねえ〜と言われている人でさえ、「程々に飲める」人なんですね。
モンゴロイド以外の方の「お酒が強い!」という人と比較して。
アルコールに強いって・・・どんなに強いんじゃい!?って感じですね。
(アルコール依存症になる可能性が高いそうなので、お酒に強けりゃ良いというものでもありませんが)
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写真はジャスミン系の香りも楽しい大振りのお花です。