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「パニック」の個性。

  • reethihandhuvaru
  • 2019年12月17日
  • 読了時間: 2分

 先日、私が長期療養になったと書きました。

実家に帰省した時に、思わぬ形で怪我をしてしまった訳なのですが。

兄弟にも家族にも、沢山、心配を掛けてしまいました。

おかげさまで、順調に快方に向かっています。

 さて。

今回のネタは、「パニック」時の個性について。

私が怪我をした時の母の態度というか、なんというか。

病院に来れない理由を聞いた時、「へ?」と思わず笑ってしまって。

その時は、「なんで?そっちの方が大事なの???」と、疑問符が付きまくりだったのです。

後で、「ああ、そういう事だったのか・・・」と、合点が行きました。

兄弟は実家に寄って、母と一緒に病院に来るとのことでしたが、結果、彼一人。

「なんかさ、さわし柿を作らなくちゃだから、忙しくて行けないって。」

「え?」

「私が捥(も)いだ柿だよね? それ、そんなに緊急にやらなきゃ駄目なこと(笑)?」

「任せたって言われた。最初は、一緒に来るって言ってたんだけど。」

 その後、父も入院・・・と、短い期間に続けて悪いことが重なってしまったのでしたが、

その時も、母は病院とのやり取りを兄弟に任せて、同行しませんでした。

理由も、私の時と同様で。

「え? それ、今どうしてもやらなきゃいけないことなの?」という内容でした。

 身内の怪我や病気の一番ひどい時。

母は「怖くて立ち会えない人なんだなぁ・・・」と、思い至りました。

怖いから、そこから逃げるために、気を紛らわす別な作業をしてやり過ごす。

自分を立て直して、相手も大丈夫になった頃合いを見て。

そうして、やっと、様子を見に行ける様になる。

そういう事なのではないかと。

普段、私は彼女のことを、「結構、気が強い」と思っていたのです。

でも、こちらの方面は「てんで駄目」なのでしょうね。

長年、親子をやって来ているのに、ちっとも解っていませんでした。

「娘と母親」というのは、お互いをよく知らないでいることが多いのかもしれません。

父のことの方が、まだ、よく解っている気がします。

歳をとると子供に戻ると言いますし。

そんな少女の様な母と。

ゆっくりと話す時間が増えました。

*****

人生で、一度も乗った事のない観覧車と、紅葉した銀杏の木。

初冬の空に映えていました。

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